LTCMDR927

Life and others

audio-technica の SOUND BURGER AT-SB727 を買った

自宅の大掃除(文字通り家中をかっさらうレベルの大掃除)を11月上旬からやっていたところ、過去に買ったレコードが山程(といっても200枚程度ですが)出てきた。

レア盤はさておき、殆どがデジタルに移行済みの音源なので、基本的には手放して構わないのだが、それでも数枚は手元に残るということで、じゃあこれらを聴くために何が必要か、ということで、色々調べてみた。

かつては Technics SL-1200 などで普通に DJ をしたりしていたので、レコードの扱いには慣れているのだが、スマホでサブスク全盛の今日び LP 盤をわざわざ引っ張り出して再生する機会はほぼないし、手元に残るものも頻繁に聴くかというとそこまでではない。

単純に「メディアを所持しているのに聴く手段が無い」というのだけ最低限避けたいし、場合によっては LP から LINE 出力して録音、というケースもあろうかと思う。ただそのためにフルセットの再生環境を作って置いておくかというと、それはそれで場所がない。

ただ、今後まったくレコードが増えないかというと、実はそれも怪しい。なんだかんだで年に1~2枚、レコードでしか音源が存在しないものを買ったりしているのだ。

以前こういうのを買って「とりあえずの再生環境」を作ることには成功しているのだが、これはこれで「ちゃんとした音」で聴くためにはミキサーその他が必要になるし、付属のスピーカーは音がショボいので、ポータブルさ・満足感としてはイマイチだった。

なんかないのかな~と思って色々検索したら、あった。

レコードプレイヤーにしてはずいぶん奇妙な形だなと思ったが、要はこれ「レコードプレイヤーにおいて本当に必要な部分以外はすべて削った」形なのである。

再生している画像をみるともっとわかりやすい(画像は公式サイトより)。

写真だとちょっと分かりづらいが、

  • 電源は USB-C ケーブルで取れる
  • Bluetooth 対応で、Bluetooth スピーカーがつなげる
  • LINE OUT も 1 穴ある
  • 針はオーディオテクニカ純正のやつ(ATN3600L)が使える

という感じで、本当に「必要最小限なレコードプレイヤー」だ。

斜めっている場所には置けないとか(アウトドアっぽい見た目だが)雨天に弱いとか、そういった「レコード固有のデメリット」はあえて無視し、本体を必要最小限のサイズに留めている。

一番のメリットは「聴かない時の収納サイズが他のレコードプレイヤーよりも断然小さい」というところだろう。これなら「プレイヤー必要だけど場所食うしなぁ・・・」という悩みにも一発で対応できる。

USB-C で電源が取れるというのも良いし、音もオーテクの針なので信頼感は高い。LINE OUT があるので PC に繋いで録音することも容易にできる。

欠点があるとすれば「これ単体では音が出ないわりに USB-C 電源供給が必要」というあたりかなと思うが、LINE OUT にヘッドホンジャックを挿せばとりあえずは聴けるし、現代的な音楽好きであれば Bluetooth スピーカの 2 つや 3 つ所持してるだろうから、特に問題ないと見てよいでしょう。

JBL の Charge シリーズのように、モバイルバッテリー機能がある Bluetooth スピーカーであれば、そこから電源を取れるし、そこそこ音質の良い再生環境がどこにでも作れる、というのも良い。

価格的にはちょい高めかなという感じはするが、ポータブルという条件のなかでは群を抜いて素晴らしいと思うので、眠っているレコードの処遇をなんとかしたいという人はぜひ検討してみてください。

ネット限定の白色カラーと迷ったけど、敢えて黄色にしました。