野良サーモンランがあまりにも辛い時が多く「サーモンランをバイトと考えるなら、業務改善すべき点はないだろうか」と思い立ち、色々書いてみました。
働き方改革
試験があり、それに受からないとランクが上昇しない
サーモンランは知識ゲーなので、ランク上昇にあたって10問くらいの学科試験を受けてもらい、正解率が90%を超えないと上のランクに上がれないようにする。内容は「経験を積まないと理解しにくいもの」が出題される。例えば以下のような感じ。
一、WAVE1 開始前にやるべき行動として、一般的に優先されるものを選べ。
1. 味方にナイス!を送る
2. ステージ全体を俯瞰する
3. 沿岸に湧くオオモノへ対処するため、沿岸に移動する
4. コンテナ周辺の壁を塗る
学科試験は、最初の方は簡単だが、レベルが上がるごとに難しくなってくる。これにより「なんとなくキャリーされて来た人」も知識でふるい落とされることになるので、ある程度の棲み分けはできるのではないか、という考えだ。
※カンニングされにくいように、時間制限などがあるとよりシビアで良いかもしれない。
一、トキシラズいぶし工房の干潮時、沿岸にタワー・テッキュウ・カタパッド・ヘビがそれぞれ1体ずつ出現した。
あなたのブキはラピッドブラスターである。
他の3人も合わせてコンテナ付近に居る場合、あなたはどのオオモノを倒しに向かうべきか。A.タワー B.テッキュウ C.カタパッド D.ヘビ
まぁ状況なども加味した問題を作るのはなかなか難しい面もありそうだが、そこはでんせつカンストバイターさんにも手伝ってもらい、実践でそのまま使える知識を盛り込む。
具体的なシチュエーションが用意できるなら、実技試験なんかがあっても良いかもしれない(一人でタワーとカタパッドを処理せよ、みたいなの)。試験に落ちた場合は、各ランクの40からスタートに戻る。
いわゆる「弱ブキ」アサイン時の救済措置が欲しい
あからさまな弱ブキがアサインされてしまうと、モチベーションは下がるし、そもそも金イクラの納品数にも影響が出がちである。シフトを調べて「弱ブキだから今回のシフトはやらん」という人も居るぐらいらしいが、本末転倒感がある。
弱ブキがそもそもアサインされないようにするのが理想ではあるが、それが難しいのであれば、せめて一般的に「サーモンランにおける弱ブキ」と認定されているものについては、以下のような救済措置が欲しい。
- メイン・サブのインク消費量が若干下がる
- インク回復量が若干上がる
ただこれをやると「公式が弱ブキを認定する」ことになってしまうのがアレだよな、というのはある、難しいでしょうな。
他ルールと同様「塗ったらスペシャルゲージが増えてスペシャルが使える」ようにしてほしい
金イクラ回収にあたって支給されるのがスペシャル「パック」2つで、しかも有限というのがそもそもトチ狂っている。
塗ったぶんだけスペシャルが使えれば、少なくとも他のルールと同じ操作感になるので、スキル的な融通もききやすい。サーモンランは「サーモンランだけでしか使わないスペシャルの立ち回り」を学ぶ必要があるが、全体的な技術向上という観点で見れば別に要らない制約なのではないか、とたまに思う。
あと「塗ることで貢献できる」という役割が出てくるので、WAVE 開始時にボーッとしているプレイヤーを減らすことができる。
ドリンクチケットのようにちょっと有利な機能が欲しい
サーモンランはブキもスペシャルもランダムなので、ハズレ構成を引いてしまうと、うまい人でもそれなりに苦労するというのがある。
ランダムに選ばれるところに面白さがあるのだと言われればそれまでだが、例えば、
- 毎回アサインされるブキが4種類から8種類になる
- そのままだと8種類のうち4種類はアサインされずに終わることになるが、ドリンクチケットを使っておくことで「シューター系がアサインされやすい」みたいな重みをつけることができる
あたりができると、気持ち自分の得意なブキでバイトができ、業務効率も上がるのではないだろうか。ていうか本当はメインブキぐらい BYOD を認めてほしい。
「キホンのン」で、細かいシチュエーションを設定した研修がしたい
今のところ「キホンのン」はないが、以下のようなモードが欲しい。普通のFPSなどで言う「BOTモード」に近いものだ。
任意のブキとスペシャルが選べる
その時のシフトのブキとかでよいので、ブキを選べるようにしてほしい。スシだけ使っててもあんまり練習にならない。個人的に苦手なチャージャーとか重いスピナーとかは練習させてほしい。
同時にコジャケを呼んだり、2体以上のオオモノを呼べる
なんの障害もなくオオモノを倒すことは、特に支障なくできる人が多いと思うので、より発展したユースケースがあると良い。というかこれができないせいで「タワーとカタパッドが同時に」みたいな頻発する状況の練習ができず、実践で仲間に迷惑をかけなければいけない。
特殊WAVE(霧、ハコビヤ、カンケツセン、ドロシャケ、タツマキ、グリル、ヒカリバエ)や満潮・干潮の研修ができる
オオモノはまだいいのだが、特殊WAVEはマジでなんの練習も復習もできないので「どうすればいいのかずっとわからないままなんとなくランクが上がる」人が居ておかしくなく、なにをすればいいかわからずに死ぬというケースが散見される。
いちおう「シャケ図鑑」の「2.3.0 過去に観測された特殊な状況」であらましを知ることはできるが、文だけなので不親切なことこのうえない。
これはパワハラとか以前に安全配慮義務違反なので、例えば「自然災害なので練習はできないが、実際にどんなふうになるかの記録映像(チュートリアル)がいつでも観れる」ぐらいの施策はあっていいように思う。
また満潮・干潮も選べるとうれしい。特に満潮は皆練習したいのではないだろうか。
ただ、こういう「練習の場」が充実しちゃうと、それはそれで「練習のための練習」みたいな状況になりがちで、本業そっちのけになる気がしなくもない。
「霧」をやめてほしい
ただの愚痴になってきているが「霧」はそもそもルールとしてあんまり面白くなく、ただ単純に難易度を高めるための方便的なものになっている気がする。言い換えれば「霧の時は金イクラ納品を休めるようにしてほしい」となるか。
他の特殊 WAVE はある程度「作業としてこなす楽しさ」が少なからずあるのだが、霧だけはマジで無い。視界が悪いだけで「わぁ~、視界が悪いぞ~!」みたいに興奮する人は居ないでしょ。
まあ霧も霧でキンシャケが10個金イクラを落としたりする楽しさもあるにはあるが、それでも他の特殊 WAVE と比べると辛い場面が多い。霧。霧やめてほしい。
まとめ
とまあ色々書いてみたが、サモランもここまでくると「単なるおまけモード」とは言えず、きっちり一コンテンツとして成り立つ様相を表してくる(し、実際そうなっている)。
サモランの立ち回りが他のルールに対してスキル的に応用できるかというと、100%はそうとも言えない感じはあるが、それでも「手を動かす動機」としてはサモランは優秀なコンテンツと言える。
あとはもうちょっと面白みが増えて、カスタマイズの余地が出来てくれば、サモラン人口も増え、金イクラは納品され、クマサン商会は大繁盛ということになるのではなかろうか。
「サモランが楽しいなんて思ったことは一度もない。どの現場やブキが好きということもない。仕事(バイト)だすけ納品するだけだ。」
— 少佐 (@ltcmdr927) March 14, 2024