iPhone 用のケースなら CASEFINITE が白眉である、という話を以前書いた。
個人的に愛してやまない CASEFINITE のケースをレビューしてみたのでご参考下さい、そして買えhttps://t.co/dfwEsAq1xM pic.twitter.com/Gul1rq36YY
— 少佐 (@ltcmdr927) 2022年12月29日
のだが、実はこのツイートで一つだけレーダーチャートに記載し忘れていた項目がある。それは何かというと「指紋汚れ耐性」である。
一般的な TPU ケースで特に顕著だが、裏面が透けるタイプの場合、指紋汚れがケースに付着しやすい。裏面が透けていてキレイなのに、そこにベタベタとした指紋汚れがついてしまうと、せっかくの高級感が損なわれてしまう。
メーカ各社でもこの現象は把握済みであり、背面のみをマットタイプにするなど、ある程度指紋汚れに耐性をつけるための加工が施されているモデルがあったりするが、自分のように手汗をかきやすい体質だったりすると、普通の耐性加工では指紋汚れを防げなかったりする。
CASEFINITE のラインナップでもっとも指紋汚れを気にしなくてもよいのはこの THE FROST AIR モデルなのだが、薄いうえに滑りやすいというデメリットがあり、耐衝撃性を捨てて背面の透け・グリップ力・指紋汚れを取るか、といったあたりが悩みどころになる。
CASEFINITE に限らずいろいろ試してみたが、
- 透け感と指紋汚れ耐性は逆進的である
- 透け感を求めたいなら指紋汚れ耐性を捨てるしかない
- 逆に指紋汚れ耐性を求めるなら透け感は捨てるしかない
- 透けてなければ良いというわけでもなく、素材の問題が大きい
- 何にしてもTPUタイプは総じて指紋汚れ耐性が弱い
という結論に至り、とにかく指紋汚れを気にせず iPhone を使うためのケースとして、以下のようなものを選ぶに至った。
要は透け感を捨て、素材面での指紋汚れ耐性に全振りしたかたちである。こいつは本皮を使っているので、指紋汚れには抜群の耐性を誇る(汚れ自体はどうしようもないが、汚れがついていることは視認しづらい)。また革素材なので、ある程度の衝撃耐性も確保している。
より耐衝撃性を高めようとすると、こういう手帳タイプになってしまうが、そこまではしなくていい、という人は多いと思う。そういう人には、背面だけ革素材になっているものがオススメである。
自分にとっては、ケース背面の指紋を拭き取るのは別に大した労力とは感じないが、それでも「まったく気にしなくていい」というところで考えると、かなりの身軽さである。
スマホケースを「指紋汚れ耐性」で探したい人の参考になれば幸いである。