ラーメン屋やファミレスなどで食事をすると「次回来店時に100円引き!」みたいなクーポンが貰えたりする。非常に狭い範囲でしかお得にならない紙券だが、場合によっては馬鹿にならない値引きになることもある。できるならきちんと使いたい、という人は多いのではないだろうか。
ところが、いざこういったものを財布に入れて運用しようと思う刹那、
- 存在自体や所持していること自体を忘れている
- なんなら有効期限も失念している
- 極めつけに、利用に制限がある(店舗、何円以上とか)のも忘れている
などといったキツい縛りの数々があることをすっかり忘れていてギャー!ということがあまりにも多い。
これはよほどきちんと運用しないと絶対にうまく使えないタイプのアレだ、と思い立ち、この問題について深く考察してみることにした。
取り回しの問題
クーポンの類がうまく運用できないのは、だいたい財布などにクーポンがドチャッとひとまとめになっていたりして、探すのが大変というあたりが定石だったりするのだが、これはクーポンのサイズが統一されていないことが主な原因である。
個人的には、こういった半透明ないしは透明のケースで、仕切りが多めのものが実用的なのだが、これだとあまりにもかさばってしまう、というケースもあるかと思う。
名刺ケースを代用する方法の場合、紙幣のような大きいサイズのクーポンは畳むしかなくなるが、本のようにパラパラとめくって閲覧できるのは大きなメリットである。サイズ感的にはL判のアルバムなども使いやすい。
どうしてもコンパクトじゃないと嫌だというひとは、↑のジッパーポケットあたりがよい。いちいち出し入れする手間はあるが、逆にそこまでクーポンが増えないというのであれば、選択肢としては悪くない。
意識の問題
取り回しが解決できても、意識の問題はなかなか改善しづらい。
- ファイルにインデックスなどもつけて便利にする
- 「どの店でもクーポンを使ってめっちゃお買い得になってやる」という意思
- 店に行くたびにクーポンファイルを眺める、なんなら眺めながら店を利用する
ただ、このへんが習慣化できれば、もはや懸念はなくなるだろう。
有効期限や割引率などの問題
クーポンというのは大きく分けると、
- よく行く店で貰うので次回も使うことが分かっているもの
- たまに行く店でなんとなくもらったが、次行くかどうか不確定なもの
- まず間違いなく行く理由がないが、それなりに割引きがデカいもの
の 3 つに分かれると思うが、このうち 2 と 3 は捨ててしまってもいい。
2 も 3 も「行く可能性はどちらかといえば低いんだけど、割引率がデカいので迷う」というケースが多いが、こういうのは積極的に捨ててしまってよい。迷う理由が値段だけなんだし、そもそもそういった値段であるがゆえに行くかどうかを迷っている、じゃあ結局行かないのでは、というのは割りとあるあるではないだろうか。
有効期限などについても、明らかに行かないのであれば捨ててしまってよい。月の最終週あたりにファミレスへ行って「次回来店2割引!月末まで!」みたいなのを貰ったのなら、残り一週間で同じ店に 2 回行くかどうか、だけで判断すればよい。
それまで大事に取っておいたものを捨てる、というあたりに若干の抵抗があるといえばあるが、まあ言ってしまえば付箋みたいなもんなので、要らなければ捨てて忘れるというのも、運用方法のひとつかと思う。
まとめ
ほか、
- クーポン用の長財布をダイソーやセリアあたりで調達してそれを使う
- 持っていたのに使い忘れたクーポンは戒めとして敢えて捨てる
などといった TIPS もあるにはあるが、結局のところ銀の弾丸はないようかたちだ。
スマホアプリにしても各アプリごとにクーポンが分離しているし、紙もあるし、アプリでやってるのに紙も配るしなど、そもそも配布元の運用がカオスすぎるのである。
とはいえ、値引きで言えばクレジットカードの還元率などにじゅうぶん勝るものもあったりするので、賢く消費したければ、ある程度敏感にやっていくのが良いだろう。